11 月 16 日(日)実施


 前回(9 月 6 日)の被験者のデータを勉強会メンバーがそれぞれステップ式 TAEで、「マイセンテンスシート」を作成したものを、持ち寄り検証した。


上條:
マイセンテンス(キャッチコピー):

優勝できる自信がないし、自分が失敗するかもしれない、だから、日本語ディ
ベートから逃げた。


マイセンテンス=キャッチコピーの補足説明

自分にとって難しいし、みんなを引っ張っていく実力がないし、勝てないなら
価値が見出せないし、成長したと思えない。だから、日本語ディベート選手権
に出場しなかった。



陳:
マイセンテンス(キャッチコピー):
一線を越えない。


マイセンテンスの補足説明:
いい成績が残ればいいのだが、それ以上、超える自信がなければ、現状維持の
ままでいい。



田中:
マイセンテンス(キャッチコピー):
ディベートの試合で自分の力不足を実感して、弱気になった。


マイセンテンスの補足説明:
チームの足を引っ張りたくない、隊長という責任は自分にふさわしくない、勇
気や自信がない自分がわかった。失敗を避けたい、成長しないならやっても無
意味、いい結果が残せるなら今後また参加するかも、「逃げる」ではなく「避
ける」



【振り返り】
3 人の「マイセンテンス」は概ね、同じだと言える。
インタビューデータの取り方について以下の困難点が挙げられた。
① 母語が違う場合
② 本音が引き出せない場合
③ インタビューの中の発言で矛盾発言があった場合
④ 確認が誘導になっていないか
⑤ 先生と学生という関係

今後、よりよいデータ収集のために、インタビューデータを共有して、改善
点を確認していきたい。


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ステップ式質的研究法(海鳴社)
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体験過程と意味の創造(ぶっく東京)
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