9 月 6 日(土)実施


 以前、日本語ディベートに取り組んだ学生に 2 回のインタビューをした学生の 3 回目のインタビューをステップ式 TAE で分析した結果を報告し、その過程を参加者と検証した。

 

① マイセンテンス=キャッチコピーの補足説明

2014年6 月20日にディベートの全国大会を欠場したのかという
RQのもと、ステップ式 TAE で分析した結果は以下の通りである。


ディベート大会に欠場したのは、自己防衛が働いたからである。隊長を降り
て、プライドに傷がついている上に、以前の体験も手伝って負の連鎖に陥っ
た。試合に負けたり、失敗する弱い自分を他人に見せたくない気持ちが勝っ
た。他人からの評価、結果が全てで、大会までの練習や努力には価値がある
とは思わない。それでも、難しいディベートチームに参加していたのは、デ
ィベートのトレーニングをしたいというよりも、メンバーといることが楽し
いし、自分でも強いチームの一員だという自負があるからである。


【参考】過去 2 回の分析結果
2013 年 2 月にどうして日本語ディベートをするのか?というRQもと、ステップ式 TAE で分析した結果が以下の通りである。


日本語ディベートチームに参加したのは、「自己成長」するためである。自
分にとって、日本語ディベートは「高い目標設定」であるけれど、「努力の
積み重ね」をしていけば、必ず、報われると考えている。以前の紙芝居のコ
ンテスト参加の「成功経験」が勇気になっている。


2013 年 5 月の全国大会終了後に、どうして日本語ディベートを続けたのか?というRQのもと、ステップ式 TAE で分析した結果、以下のような結果が出た。


日本語ディベートチームを最後まで続けられたのは、自分の趣味を楽しむだ
けで満足していた「自己実現のための日本語」が「仲間から期待」され、そ
れに応えるための日本語へと移行し、「日本語力を生かせる場」が広がり、
話したり、教えたりする「アウトプットの達成感」を得ることができたから
である。


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TAEによる文表表現ワークブック(図書文化)
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ステップ式質的研究法(海鳴社)
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QUALITATIVE RESEARCH WITH TAE STEPS(Keisuisha)
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体験過程と意味の創造(ぶっく東京)
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