日時:2012年10月28日(日)13:00開始
場所:国立交通大學綜合一館6F 632教室
テーマ:
①上條純恵「日本語学習者の学習動機と学習過程を可視化する」
(第二外国語・第二外国語学習者を対象に)
②近藤朋子「インタビューを通して得られた日本語学習者の動機づけ」
③今年度の活動予定の確認など
勉強会終了後に、懇親会を企画しております。どうぞ、そちらへもご参加くださいますよう
お願い申し上げます。
◆◆◆ 記 録 ◆◆◆
TAE台湾メンバーの皆様
こんにちは!今回記録係を担当いたしました野澤です。
10月28日に行われた勉強会の報告をいたします。
お手すきの際にでも、お読みいただけたらうれしいです。
以下の順で進めました。
①上條純恵「日本語学習者の学習動機と学習過程を可視化する」
★TAEの質的分析方法ステップを復習しながら、上條先生の研究内容を紹介していただきました。
②近藤朋子「インタビューを通して得られた日本語学習者の動機づけ」
★宮崎での発表とは別に現在分析中の動機についての分析を紹介していただきました。
③討論
★ゲームが動機付けであるという結果から、ある討論に発展しました。
「ゲームが動機付けの要因になるということは今までの研究でも、量的な研究でも明らかになっている。TAEでは今まで明らかになっている事を検証するようなことしかできないのだろうか??」という疑問が浮かび上がったのです。
そこで、私たちは動機付け研究において質的研究だからこそ明らかにできるものは何か討論し、「学習動機が何か」ではなく、「なぜ○○が学習動機になるのか」という視点で考えるという結論に達しました。
例えば「なぜゲームが学習動機になっているのか」ということです。友達ができる、自慢できる、おもしろい…など、これらは日本語の学習に直接作用しているのではなく、ゲームという媒体があるからこそある動機だという構造が、インタビューを分析することで明らかになりそうです! この討論では発表者以外にも工藤先生や田中先生からもご貴重なアドバイスをいただきました。
リサーチクエスチョンを設定する際、質的研究だからこそ、TAEだからこそ、明らかになる事、おもしろい研究になるということを考えてみることが大切ですね。「リサーチクエスチョン次第である!!!」
今回も、とても勉強になりました。
④次回の勉強会について
日時:2012年12月16日 (日)
場所:東呉大学第1教学棟10階
時間 : 13:30-16:30
内容:得丸先生がいらっしゃいます☆
懇親会:17:30-
現段階で決まっている発表者は上條先生、工藤先生、田中先生です。今後も発表 者を募集していますので、分析に詰まった、やり方がわからなくなった、などのお悩みがある方もこの機会に得丸先生やメンバーのみなさんからアドバイスをもらいながら進めてみませんか?ご応募、ぜひお待ちしております!!!
寒くなってきました。みなさまもお体にお気をつけてお過ごしください。
記録 野澤