日本語教育質的研究会(台湾TAE)第15回勉強会記録
2015年3月8日(日)~10日(火)
台北交流協会2F研修室
3/8(日)9:30-17:00
参加者:得丸先生(講師)、上條先生、許先生、近藤先生、陳先生、磐村先生、内田先生、田中 8名
北九州大学小林先生と11月から何度も試行錯誤しながら「TAEリフレクション」ウェブサイトを作成してきた。試行も実施。ウェブの試行ではベテランの人も最初からやり直したりしていた。
今回の勉強会では、各自試してもらって、科研でTAEを進めている関係上、感想などをインタビューなどで録音したい。
先日の2月26日にウェブサイト立ち上げたばかり。
ウェブの説明:
①TAEとは何か
まずは「TAEとは何か」か「使い方を読む」をクリックする。
TAEは全ステップを行うと時間がかかる→このサイトを使うと15分~でできる。
日本語教師向けのウェブサイトだが、自分の営業スタイルを振り返る、仕事内容を振り返ったりもできるかもしれない。
学生さんからしたら、「教育実践から学ぶ」は「生徒が学ぶ」としか思いつかないようだ。
・自分の実践に活かせる
・他人と共有できる →この二点がいい点
②このサイトの使い方
テーマを決める→時間を決めてコースを選ぶ→ダウンロード→インストラクション(個人・ペア・グループ)3人のときは一人がインストラクション、2人が聞きながらやる
③テーマを定める
学んだ経験、何かを学びたい経験を選ぶ→TAEで言葉化する(途中で変更可)
もしテーマが決まらなかったら「0.ライフシート」を利用する
④コースを選ぶ
・ポイントコース(15~30分)
・スピードコース(30~60分)
・一般コース(1~30時間)スモール1~4時間、ミディアム5~16時間、ラージコース17時間以上
・セルフカスタマイズコース(任意) →スピードコースを選ぶ方が北九州で多かった
語彙につまずいたら「TAEとは何か」のページに戻ってもよい。ジェンドリンのTAE序文は哲学的で、ぜひみんなに読んでいただきたい。
コースの違いはシート数の違い、場面数の違いなど
「何かの経験や過ごした時間を振り返る事」にTAEを使ってほしい
得丸先生の例)宮崎大学での3年間を振り返る
⑤開始地点を定める
・全体から始める(スモール全体)
・場面から始める(スモール場面)
・感覚から始める(スモール感覚)ジェントリンの方法、難しいかも
意見
・本日はテーマ決めからやってみたい
・「0.ライフシート」は横軸を時間の経過にした方がやりやすい人は、自分でシートを作り変えてもよい
・ポイントコースは魅力的
・今までだったら14ステップ全部やらなければいけない縛りの感覚があったので、このウェブサイトに従ってやると、気軽にやりやすいかも知れない
やり方がわからないときはグループワークでシェアリングしてもよい
人に言いたくないことは言わなくてもよい、その場合は個人で作業してもよい
ジェントリンは心理カウンセラーでもある。急かしてはいけない。
午後 各自インストラクションを進める
3/9(月)9:30-17:00
参加者:得丸先生(講師)、上條先生、許先生、近藤先生、田中 5名
「あなたと私のキーワードクロッシング」シートの説明、使い方のアイデアの講義
午後 各自インストラクションを進める
3/10(火)3日目9:30-12:00
参加者:得丸先生(講師)、上條先生、磐村先生、内田先生 4名
ペアになってそれぞれのフェルトセンスのキーワードを交差するワーク『キーワード・クロッシング』の手順を確認し、日本語教育の場で応用できないか考えた。その後、個人のテーマでステップを進めた。