今回は、公益財団法人交流協会台北事務所との共催で、日本から得丸先生を講師にお迎えし、ワークショップを開催いたしました。(当初今年の夏に開催を予定していましたが、急きょ年度末の3月に行えることとなりました)
2016年3月6日(日)13:30-17:30 於)交流協会2F研修室
名称:2015年度第5階日本語教育研修会(日本語教育質的研究会―TAE台湾―第18回勉強会)
テーマ「日本語教師として輝き続けるためにーTAEを使って内省的実践家をめざそうー」
講師:得丸さと子先生(TAE研究会代表、宮崎大学元教授、現大学院非常勤講師)
交流協会台北事務所2階日本語センター(台北市慶城街28号)
当日参加者28名
ワークショップは6人を1グループとし、全4グループ体制で始まりました。
最初は“ぶらぶら歩き”の活動で、参加者同士自己紹介しあったり、自己の内面を感じる時間が設けられたりしました。最初は緊張気味だった参加者の皆さんでしたが、ここで一気に会場の雰囲気が温かくなったことで、このあとのワークショップが和やかな雰囲気のもと、進められることとなりました。
TAE質的研究の紹介、TAEリフレクションウェブサイトの紹介に続き、このサイトを利用して、今日のテーマである「教師として進んでいきたい方向を探る」、つまり「内省的実践家」への導入が始まりました。日頃の教育実践はもちろん、感じたことや思い出したことなどをカードに記入したり、それらをグループでシェアしたりしながら、自分の教育的信念を抽象化、最終的には内省結果の文言を完成させてゆきました。
参加の皆さんより寄せられた感想(交流協会アンケートより抜粋):
・学生に伝えたい思いを具体化することに満足しました。
・(教師になったばかりの)初心を思い出すことができました。
・自分の授業を客観的に見ることができました。
・日頃心の底に沈んでいた“感覚”というものを文字として具体化するだけでなく、
それをさらに抽象化すると言った過程がとても面白く、また考え直す機会になりました。
・参加されていた他の方ともたくさん交流できてよかったです。
多くの方々にご参加いただき、本当に嬉しい限りです。
週末の貴重なお時間を割いて来てくださいましたこと、TAE質的研究をご紹介させていただけましたことに、心より感謝申し上げます。
また、今回のワークショップ開催に当たり、交流協会文化室長・塩澤さん、日本語専門家の内田先生、磐村先生より、多くのご助言とご協力をいただきました。誠にありがとうございました。
当日の様子は(公財)交流協会台北事務所ホームページ及びフェイスブックからもご覧いただけます。
交流協会HP→(アドレスペースト)
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