終了! 第6回勉強会お知らせと報告 2012年12月16日(日)

次回の勉強会について

日時:2012年12月16日(日)   

場所:東呉大学第1教学棟10階  R1010-2 碩士班研究室(二)

時間 : 13:30-16:30

内容:得丸先生がいらっしゃいます☆

 

  現段階で決まっている発表者は上條先生、工藤先生、田中先生です。今後も発表 者を募集していますので、分析に詰まった、やり方がわからなくなった、などのお悩みがある方もこの機会に得丸先生やメンバーのみなさんからアドバイスをもらいながら進めてみませんか?ご応募、ぜひお待ちしております!!!

 

懇親会(173019:30

士林駅近くのタイ料理の店「泰揚」です。

士林區美德街84(捷運士林站一號出口出來直行過中正路)
電話:02-2832-8628

※予約の都合がありますので、事前にご連絡いただければ助かります。

 

◆◆◆記録◆◆◆

 

日時:1216 13001800  

場所:東呉大學

講師:得丸智子先生

参加者:10

 

 今回は得丸先生がいらしてくださり、みなさんの分析やテーマについての悩みを解決する勉強会となりました。みなさんの発表を聞きながら質的研究の面白さと重要性を感じる時間だったと思います。発表は次のような内容です。

 

≪工藤先生≫

「公学校時代の(当時)新人教師の成長を支えたもの」()

・現在、長青学苑で日本語を教えている日本語教師へのインタビューを分析。

・授業中によく話に出てくる「花蓮港での新人教師時代」に注目し、長い教師経歴の中で3年間の花蓮港での経験話がよく出てくるのはなぜか、その3年間が彼にとってどんな意味があったのかを分析したい。

・現段階は交差まで終わったところ。

・現在抱えている行き詰まりは、マイセンテンスが長いということ。より短く、簡潔なマイセンテンスを作り直すことになった。

 

☆大学や補習班とは全く性質の異なった教室である「長青学苑」を対象とした研究はとても興味深いというコメントが多く寄せられました。日本語の小説や日本語で書かれた論語を教材に使った授業で、年配の方々が受講されているそうです。工藤先生のご発表のあと、「このような語学教室って何だろう、なぜ通うのだろう」ということも研究してみたら面白いという意見がありました。

 

≪田中先生≫

「教師が職場を去るとき」

・名古屋での世界大会で発表した内容を紹介していただきました。

・日本語教師が職場を去る決断過程の可視化をしたい。

 

・田中先生のご質問

Q:交差で出たものが合っているか、インタビューイーに確認したほうがいいのだろうか。

 得丸先生のお答え

A:TAEでは確認を行っていない。交差の後に最後に出てきた言葉とデーターを照らし合わせ、データーをみて証拠となる。

 

Q:概念を言語化するときにしっくり来ないときは何がダメなのか。

A:ステップ10で間違っている可能性があるので、ステップ10をもう一度やり直してみることが必要。

 

Q:ステップ14がよく分からない。

A:それまでのステップで作った骨格を、データーに戻って照らし合わせ、確認する作業。

 

☆TAEについて説明と図があり、とても分かりやすいというコメントが寄せられました。

 

≪得丸先生≫

「第1回TAEシンポジウムについての報告」

得丸先生からは、TAEシンポジウムの様子や参加者についてご報告をいただきました。

・参加人数が予想以上に多かった。

・宮崎、東京、大阪、京都、九州、台湾とさまざまな地方から人が集まり、発表してくださったことは本当にうれしく、すばらしい。

・看護や心理学の方面からの参加者もいた。

 

☆懇親会も大いに盛り上がったそうで、TAEという一つの共通点でさまざまな地方の方々と交流できることや研究をシェアできることのすばらしさを感じました。次回はTAE台湾勉強会からもたくさん参加ができればと思います。

 

≪懇親会≫

懇親会はいつもの士林のタイ料理屋さんへ行きました。お仕事のこと、研究のこと、プライベートのことを皆さんとお話できて楽しかったです。

 最後になりましたが、得丸先生、お忙しい中いろいろなご指導をいただきありがとうございました。日本と台湾、離れてはいますが今後もみんなで盛り上げて生きたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

 

~次回の活動について~

次回の勉強会は未定(2月下旬?)です。決まり次第、ご連絡いたします。

 

 

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コメント: 1
  • #1

    野澤 (火曜日, 11 12月 2012 22:07)

    勉強会と懇親会参加させていただきます。楽しみにしています☆

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